【Yahoo!スコア】実際に開示請求した結果レポート。何の項目がスコア判定になるか詳細が判明。

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「Yahoo!スコア」の開示請求を「5パターン」試してみました。

 

先日話題になった「Yahoo!スコア」。

以前こちらの記事でもPayPayとの関連含め調査し取り上げましたが、実際に自分のスコアがどのようになっているのか気になった為、実際に開示請求してみました。

 

【Yahoo!スコア】格付けスコア作成・利用の拒否方法と「PayPay(ペイペイ)」ヤフースコア連携について

2019年6月13日

 

スケジュールとしては7月11日に開示請求をしたのですが、手元に来たのは7月28日。

途中の郵送手配・アカウントの再確認で少し手間取ったのもありましたが、約2週間程度でスコアが判明しました。

 

 

今回調査する上で気を付けたのは、アカウントの利用頻度により「スコアの差ががどれだけあるのか」を知るのが目的です。

またあまり使っていないアカウント、スコア提供を拒否していたらどうなるのか。という点も含め

「5つのパターン」を想定し、全て実験してみました。

 

その結果、何がスコア判定の基準になっているのかが判明し、実際のスコアが見えたのでご紹介してみたいと思います。

 

※あくまでも私個人のデータとなっており、スコアについて何等か保証するものではありません。あくまでも例として参考程度にご覧ください。

 

Yahoo!スコア開示までの「手続きの流れ」とスケジュール感

 

実際にやってみたところ、前述の通り約2週間ほどかかりましたが、比較的簡単に取得できました。

メールおよび郵送手配でのやり取りでの手続きです。

かかった費用は申請書を送る「郵送代のみ」でした。

途中アカウント名の再確認と受け取りに時間がかかってしまったので、スムーズに行けばもう少し早く取得できたかもしれません。

改めまして、今回の手配日程・手順としては以下となります。

 

開示請求までの流れ
  1. 7月11日:Yahoo!のスコアの開示請求をWEBより申請する。
  2. 7月12日:メールにて返信。手続きの流れと該当のYahoo!アカウントを返信するようにとの連絡があり対応。
  3. 7月13日:返信があり「Yahoo!スコア開示請求申請書」と「身分証明書」を郵送で送るようにとの連絡。
  4. 7月14日:郵送にて送付を行う(郵送代は当方負担)
  5. 7月23日:Yahoo!アカウントのメールで申請した内容と郵送の内容が異なっていたため、再調査以来のメールが到着し対応。
  6. 7月25日:抽出完了したとの報告がメールで到着。
  7. 7月28日:郵送にて受取完了。

 

Yahoo!スコア開示請求の専用ページはこちら

 

https://about.yahoo.co.jp/docs/info/terms/scoredisclosure.html

 

こちらから問い合わせを行います。

 

スコアの開示請求で何がわかるの?

 

実際に届いたYahoo!スコアはこちらです。

 

1アカウントあたり「A4用紙1枚」にて届きました。色々と書いてありますね。

大きく分けると「4項目」にてスコア判定されます。

 

Yahoo!スコアは、お客様のYahoo! JAPAN IDIにひもづくサービスの利用状況などから、本人確認度合い、信用行動度合い、消費行動度合い、Yahoo! JAPAN利用度合いなどを機械的に算出し、数値化したものです

. Yahoo! JAPAN IDの利用開始またはスコアの利用再開から間もないお客様は、スコアが再生成されるまで初期値が設定されていることがあります。

 

以下の4項目ですが、ここでは軽く解説します。

  1. 【本人確認】住所・氏名などの本人確認度合い。
  2. 【信用行動】ヤフオク!における取引実績、ショッピングレビュー、ガイドライン違反など。
  3. 【消費行動】Eコマースサービス、Yahoo!ウォレット等の消費度合い。
  4. 【Yahoo! JAPANサービス利用】閲覧・検索回数など。

 

これらの4項目で総合スコアが算出される様です。

詳細は別途下の方でまとめてみます。

 

【調査内容】「5パターン」で開示請求し、スコアが判明。

 

保有しているYahoo!アカウントの紐づけを考慮しつつ、以下のパターンで開示請求してみました。

調査した5つのパターン概要
  • A:ソフトバンク回線で利用中のYahoo!アカウント。日常でも利用。
  • B:ワイモバイル回線で利用中のYahoo!アカウント。
  • C:以前Yahoo!アカウントを制作し、不定期利用のアカウント。
  • D:新しくYahoo!アカウントを制作したばかりの「新アカウント」。
  • E:以前より利用しているが「スコア提供をあえてOFF」にしたアカウント。

 

A~Dについては開示請求の結果、スコアが判明しました。

Eについてはあえてスコア提供をOFFにしていた為、Yahoo!JAPANカスタマーサービスからの案内の通りスコアが存在していませんでした。

よってA~Dについてご紹介してみます。

 

【A:ソフトバンク回線・メインで利用】670/900、今回一番高い結果に。

 

総合スコア:670/900

 

日常的に利用しているYahoo!アカウントです。

これは「ソフトバンク回線に紐づくYahoo!アカウント」いう事と、以前「郵送にて本人確認」を別途行っている事もあってか、この項目は全て900と高い結果となりました。

「本人確認」の箇所は900/900。

 

その他の項目も見ていきます。

 

Aパターン結果

総合スコア:670

  1. 【本人確認】:900
  2. 【信用行動】:420~876
  3. 【消費行動】:888
  4. 【Yahoo! JAPANサービス利用】:798~900

 

という結果となりました。後述しますがこの「Aパターンは良く利用している為か、他よりは高い結果」となりました。

 

【B:ワイモバイル回線】493/900 2番目に良いスコア。

 

総合スコア:493/900

 

先ほどとは異なり、「ワイモバイル回線に紐づくYahoo!アカウント」でしたが、こちらでは郵送の本人確認はしていません。

「本人確認」の箇所が思ったより低く、500。

Aとの差が大きいという点は、そこが原因の一つかもしれません。

 

 

Bパターン結果

総合スコア:493

  1. 【本人確認】:500~606
  2. 【信用行動】:380~690
  3. 【消費行動】:312
  4. 【Yahoo! JAPANサービス利用】:300~900

 

Yahoo!JAPANサービスの中でも、メールは利用している為か900という高い結果になりました。

 

【C】449/900。以前Yahoo!アカウントを制作し、不定期利用のアカウント。

 

総合スコア:449/900

 

徐々に低くなってきています。

利用頻度・行動履歴に基づく為か、あまり利用していない事もあり以下の結果となりました。

 

Cパターン結果

総合スコア:449

  1. 【本人確認】:500~550
  2. 【信用行動】:316~792
  3. 【消費行動】:354
  4. 【Yahoo! JAPANサービス利用】:300~900

 

Yahoo!JAPANサービス・特にメールは利用している為か、900という高い結果になりました。

 

【D】338/900。新しくYahoo!アカウントを制作したばかりの「新アカウント」。

 

総合スコア:338/900

 

恐らくこれが初期値に近いと思います。

実験の為にYahoo!JAPANアカウントを新たに制作し、その後に申請を行いました。

よって利用履歴などはほぼない状況の為、初期値スコアとなる「300」という結果でした。

 

Dパターン結果

総合スコア:338

  1. 【本人確認】:300~376
  2. 【信用行動】:300
  3. 【消費行動】:300
  4. 【Yahoo! JAPANサービス利用】:300

 

Yahoo! JAPAN IDの利用開始またはスコアの利用再開から間もないお客様は、スコアが再生成されるまで初期値が設定されていることがあります。

 

上記の通りですが、実験の結果初期値は300の様ですね。

ほぼ全て300という結果の為、この数値が新アカウント作成によるスタートラインとなると思われます。

 

 

【E】以前より利用しているが「スコア提供をあえてOFF」にしたアカウント。

 

以下の案内の通りでしたが、事前の案内の通りスコアが存在しない。という結果となりました。

 

 

 

以上が「A~Eによる5パターンの実験結果」となりました。

 

 

【スコア算出方法】スコア判定の項目・概要と、条件についての詳細

 

上記は結果としてのレポートでしたが、実際にスコアを上げる為にはどうすれば良いか。を見て行きたいと思います。

 

【本人確認】項目について

 

利用データ:Yahoo! JAPAN IDにひもづく住所·氏名·電話番号·メールアドレスなどの情報の登録率、登録された電話番号およびメールアドレスの有効性、Yahoo! JAPANが提供するサービスにおける住所確認や本人確認の有無等

*住所確認や本人確認の有無や情報の登録率などによる本人確認度合い
(氏名、住所、電話番号等の情報そのものは利用していません)

*住所確認や本人確認の有無などによる本人確認度合い
(氏名、住所、電話番号等の情報そのものは利用していません)

 

Aでも解説しましたが、恐らく住所確認や本人確認の有無等が重要と思います。

例えばヤフオク等利用する場合には「本人確認の手続き」が必要ですが、それらの行動を行っていればスコアは高まりそうですね。

実際に900まで獲得出来ております。

 

【信用行動】項目について

 

利用データ:ヤフオク!における取引実績や評価、 ショッピングでのレビュー回数、知恵袋での活躍度、Yahoo! JAPANへの支払い滞納の有無および回数、宿泊・飲食店等の予約キャンセル率、キャンセル連絡有無などの行動実績等

*信用行動度合い総合
– 投稿の回数など(投稿内容に関する情報は利用していません)
– 取引の成立など (取引相手/商品に関する情報は利用していません)
– 予約の成立など (予約内容に関する情報は利用していません)

 

ヤフオク!ショッピングなどは入ると思っていましたが、まさか知恵袋での活躍度まで見ているようです。

意外でしたが、ここもどうやら信用行動の一環になるようです。

その他、投稿回数・取引・宿泊等の予約の成立等。とありますので旅行・レストランの予約を良く行っている方はスコアが上がりそうですね。

 

 

【消費行動】項目について

 

利用データ:Yahoo! JAPANが提供するEコマースサービス、 Yahoo!ウォレット、 Yahoo! JAPANカードなどの利用金額等
*消費行動度合い(購入内容/購入先に関する情報は利用していません)

 

短い項目でした。

Yahoo!ウォレットやYahoo!JAPANカードの利用金額をみているようですね。

ウォレットを活用すればスコアが上がるかもしれません。

 

【Yahoo! JAPANサービス利用】項目について

 

最後の項目になります。よく見るとYahoo!メールのアクセス回数なども見ているので、Yahooのサービス利用頻度を高めればスコアが良くなりそうです。

 

利用データ:Yahoo! JAPANが提供するサービスの利用頻度などの実績等

– Yahoo!トップページや記事などの閲覧回数(記事の内容に関する情報は利用していません)

– Yahoo! JAPANのサービスにおける検索回数(検索の内容に関する情報は利用していません)

– Yahoo! JAPANのEコマースサービスにおける購入回数 (購入した商品に関する情報は利用していません)

– JAPANの決済サービスにおける決済回数(支払い先に関する情報は利用していません)

– Yahoo!メールへのアクセス回数 (メールの宛先や内容に関する情報は利用していません)

 

 

そもそものYahoo!スコア活用って何?

 

ヘルプページに記載がありました。

 

Yahoo!スコアは、お客様のYahoo! JAPAN IDごとに算出したスコアに応じてお得で便利な体験を提供するサービスです。

お得で便利な体験には、たとえば、レストランやコンサートの先行予約・面倒な手続きが簡単になる・並ばずに入場できる・お得な情報が手に入る・お買い物でさまざまな特典がもらえるなどが含まれます。

これらの体験をYahoo! JAPANだけではなくお客様がスコアの提供に同意したパートナー企業からも提供します。

スコアは、Yahoo! JAPAN IDにひもづくサービスの利用状況などを元に、随時機械的に算出しています。

 

https://info-score.yahoo.co.jp/promotion/user/

出典:Yahoo!スコアについて

 

また以下の様に「実際にYahoo!スコアを活用した事例」もありました。

 

【スコア活用事例】
・企業名:ランサーズ株式会社
・スコア活用事例:優良と推定されるフリーランスと仕事発注者を抽出して案件をマッチング

・企業名:OpenStreet株式会社
・スコア活用事例:対象エリアにおける優良と推定されるユーザーを抽出してシェアサイクル「HELLO CYCLING」の特別料金プランを提供

・企業名:株式会社TableCheck
・スコア活用事例:予約を忘れそうなユーザーを抽出し、リマインド連絡を増やす事で直前キャンセルを防止

・企業名:株式会社クラウドワークス
・スコア活用事例:仕事を積極的に受注してくれそうな優良ユーザーを抽出して優先的に仕事をオファー

※一部、サービスへの導入時期調整中の内容も含みます。

 

https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2019/06/03a/

出典:ヤフーが保有するビッグデータから開発した「Yahoo!スコア」 7月1日よりビジネスソリューションサービスの提供を開始

 

この様なレポートもある為、実際にユーザーとしてもその「企業からの優遇」を得ることも可能になりそうです。

 

【スコア管理の確認方法】Yahoo!アカウントの「プライバシー・メール配信」より行えます

 

そもそもスコア管理を行っているかどうかという点については、こちらより確認ができます。

 

 

https://accounts.yahoo.co.jp/privacy/

 

「プライバシー・メール配信設定」で確認できます。

 

Yahoo!スコア開示請求についてまとめ

 

上記でご紹介した通り、Yahoo!のサービスを良く利用すればスコアは高まりそうですね。

特に「ソフトバンクの回線確認+本人確認」を行う事でスコアが900に達しました。

他には利用実績・Yahoo!知恵袋での参加などが入ってきているので、スコア育成にご興味があり、高めたいなという方は、日常的にYahoo!のサービスを利用するのが良さそうです。

ご参考ください。

 

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